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イククルは業者ばかり? 公式は「有人にて24時間」監視と明記。見分け方は、やり取りをLINEへ移そうとする相手。警察庁ではロマンス詐欺の連絡の9割以上がLINE

18歳未満(高校生を含む)は利用できません。本記事は、イククル公式サイトの記載と警察庁などの公的な資料を、確認日時点で書き写したものです。体験談や口コミは使っていません。

先に結論を書きます。イククルに業者がどのくらいいるのかは、公式も公的機関も数字を出していません。「業者ばかり」とも「業者はいない」とも、確かめられる材料はありません。

公式が書いているのは対策のほうです。よくある質問には「専門スタッフにより有人にて24時間サイト内を監視し、不正会員の排除を行っております」とあります。一方で、「業者」という語や、利用者が業者を報告する手順は、今回読んだ公開ページのどこにも見当たりませんでした。

見分ける手がかりとして使えるのは、警察庁の統計です。令和7年のSNS型ロマンス詐欺では、犯人が最初に接触してきたツールはマッチングアプリが1,846件でいちばん多く、被害にあったときの連絡ツールはLINEが全体の9割以上でした。つまりサイトの中で知り合い、LINEに移ってからお金の話になるという流れです。イククルの利用規約も、会員どうしのやり取りでトラブルが起きた場合は「会員とその相手方との間で解決していただくことになります。」と定めています。

イククル
サービス名
イククル(イクヨクルヨ)
運営会社
プロスゲイト株式会社(神戸市中央区雲井通3-2-3)
監視体制
「専門スタッフにより有人にて24時間サイト内を監視し、不正会員の排除を行っております」(よくある質問)
問い合わせ窓口
メール・電話。「受付時間:24時間対応(年中無休)」(安全・安心への取組み)
「業者」への言及
今回読んだ公開ページに見当たらない
通報の手順
今回読んだ公開ページに見当たらない(ログイン後の会員画面は未確認)
届出番号
インターネット異性紹介事業 認定番号 63080004000
確認日
2026年10月10日

★イククル公式が書いている不正対策

よくある質問・利用規約・安全・安心への取組み・会社概要/特定商取引法から、不正な会員や迷惑なやり取りに関わる記載を集めました。

項目 公式の記載
サイト内の監視「専門スタッフにより有人にて24時間サイト内を監視し、不正会員の排除を行っております」(よくある質問)
禁止している行為「第三者になりすます行為または意図的に虚偽の情報を送信する行為」「複数のアカウントを作成しまたは保有する行為」など(利用規約 第10条)
違反したときの措置「事前に通知することなく」「会員サービスの利用停止、アカウントの停止」や「当該会員の会員資格の取り消し等の措置を講じることができる」(利用規約 第11条)
年齢確認をしていない会員「自由文でメールを送る事ができない」「特定情報を閲覧できない」など一部の機能が制限される(よくある質問)
料金の払い方「完全前払い制」。後から請求が来たら「弊社とは一切関係のない架空請求」(よくある質問)
ほかのサイトからの勧誘「当サイトを通じて勧誘や宣伝メールが届くことは一切ございません。」(よくある質問)
会員どうしのトラブル「会員とその相手方との間で解決していただくことになります。」(利用規約 第6条)
個人情報を交換したあと「それによって生じるトラブルに関して当サイトでは一切責任を負いかねます」(よくある質問)
「業者」という語・通報の手順今回読んだ公開ページに見当たらない
イククル公式サイトのよくある質問・利用規約(第6条・第10条・第11条)・安全・安心への取組みの記載より(2026年10月10日時点)。「見当たらない」は本記事の出典に挙げたページに記載を見つけられなかったという意味です ※スマートフォンでは横にスクロールできます

読み取れるのは、イククルの対策が「サイトの中」に向いていることです。監視するのはサイト内で、なりすましや複数アカウントは規約で禁じ、違反すれば通知なしに資格を取り消せるとしています。年齢確認を済ませていない会員は、自由文のメールも、連絡先などの「特定情報」の閲覧も制限されます。

反対に、連絡先を交換してサイトの外に出たあとのことは、会員どうしで解決するというのが公式の立場です。業者や詐欺の被害が起きやすいのは、まさにこの「外に出たあと」です(次の節)。

なお、監視の記載は「有人にて24時間」です。「365日」という語は会社概要/特定商取引法の営業日の欄(「24時間365日」)と、問い合わせ窓口の受付時間(「24時間対応(年中無休)」)に出てくるもので、監視についての記載ではありません。

公式サイトへ移動します(広告|18歳未満・高校生は利用できません)

★業者の見分け方:警察庁の統計から言えること

イククルについての統計はありません。ここで使うのは、マッチングアプリ全体を含む警察庁の統計です。イククルで同じことが起きていると示すものではありませんが、どんな相手に気をつければよいかの手がかりになります。

項目 令和7年(確定値) 令和8年上半期(暫定値)
SNS型ロマンス詐欺の認知件数・被害額5,645件・546.4億円2,509件・246.6億円
最初に接触してきたツールで最も多いものマッチングアプリ 1,846件マッチングアプリ 753件
被害にあったときの連絡ツールLINEが5,294件で全体の9割以上LINEが2,344件で全体の9割以上
犯人が名乗った職業(多い順)投資家627件・会社員507件・会社役員378件—
犯人が名乗った身分(地域)日本(国内)が3,461件で約6割。東アジア・日本(国外)・東南アジアなど海外の地域もある—
警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」(2026年5月22日)と「令和8年上半期における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」の記載より(2026年10月10日確認)。「マッチングアプリ」は警察庁の分類で、個別のサービス名は公表されていません ※スマートフォンでは横にスクロールできます

この数字と、イククル公式の記載を重ねると、気をつける相手は3つに絞れます。

1. やり取りをLINEなどサイトの外へ移そうとする相手

いちばん強い手がかりです。警察庁の統計では、ロマンス詐欺の最初の接点はマッチングアプリが最多で、被害にあったときの連絡はLINEが9割以上でした。サイトで知り合い、LINEに移ってからお金の話になる、という流れが数字に表れています。

イククルの監視は「サイト内」のものです。LINEに移ったあとのやり取りは監視の外で、公式は個人情報を交換したあとのトラブルについて「当サイトでは一切責任を負いかねます」としています。会う前・お互いを確かめる前に、しきりにLINEへ移りたがる相手は、それだけで慎重になる理由があります。

2. 投資・副業・仕事の紹介など、お金の話を持ち出す相手

警察庁の令和7年の確定値で、ロマンス詐欺の犯人が名乗った職業は投資家(627件)がいちばん多く、会社員・会社役員が続きます。恋愛の相手を装いながら、投資や暗号資産の話へ進む手口です。

消費者庁も2026年6月12日、マッチングアプリで出会った者から「営業」の仕事を紹介できると言われ、面談の場でコンサルティング契約を勧められ、消費者金融からの高額な借入れまでさせられたという相談について注意喚起を出しています。出会いの場で、仕事やお金もうけの話になったら、そこで止まるのが安全です。

3. あとから料金を請求してくる・別のサイトへ誘う相手

イククルは「完全前払い制」で、よくある質問は、後から請求があった場合は「弊社とは一切関係のない架空請求ですので、不用意に支払ったり、相手にされないようお願い致します」としています。また「当サイトには、提携サイトが存在しませんので、登録と同時に他サイトに登録されるようなことはありません。」とも書いています。

つまり、イククルの名前で後から請求が来る・別のサイトに登録させられる、という流れは、公式の説明とは合いません。国民生活センターには、出会い系サイト全般について「ポイントをあげる」「支援金をあげる」といったメールから別の出会い系サイトに誘導され、ポイント代を払い続けたという相談が寄せられています(PIO-NETの相談件数は2023年度6,938件、2024年度4,402件、2025年度3,399件)。これはイククルについての事例ではありませんが、知らないサイトへ移るよう言われたら、登録しないのが確実です。

「外国人業者が多い」は本当か

「イククル 外国人業者」と検索されていますが、イククルについて外国人の会員や業者の数を示した公式の記載・公的な資料・報道は、今回の調べでは見つかりませんでした。イククルの公開ページにも、外国人の利用についての記載は見当たりません。

参考になるのは、警察庁の統計の「犯人が名乗った身分(地域)」です。令和7年のSNS型ロマンス詐欺では、日本(国内)を名乗ったものが3,461件で約6割でした。東アジアや東南アジアなど海外を名乗る例もありますが、多いのは日本国内を名乗る相手です。

ですから、国籍や日本語のうまさで見分けようとするより、上の3つ(LINEへ移ろうとする・お金の話をする・別のサイトへ誘う)の行動で見るほうが確かです。日本人を名乗る相手でも、同じ行動をとれば同じように注意が要ります。

業者かもしれないと思ったら

イククルの公開ページには、利用者が業者を報告する手順(通報ボタンなど)の説明が見当たりません。案内されているのは、メールと電話の問い合わせ窓口(「受付時間:24時間対応(年中無休)」)です。会員画面に報告の機能があるかどうかは、ログイン後に確かめることになります。

ほかの出会い系では、通報機能を公式ページに明記しているところが多くあります(7社のうち6社)。7社の通報のしかたと、公的な相談窓口は出会い系の業者対策と通報のしかたにまとめています。やり取りを続けたくない相手の扱いは出会い系7社のブロック機能の比較も参考にしてください。

お金をだまし取られた・脅されているなど、犯罪の被害にあったおそれがある場合は、警察に相談してください(警察庁のサイバー事案に関する相談窓口から、都道府県警察の連絡先を確認できます。緊急のときは110番)。契約や支払いのトラブルは、消費者ホットライン「188」で近くの消費生活センターにつながります。

登録前に確認しておくこと

登録前に確認しておくこと

  • 18歳未満(高校生を含む)は利用できない
  • 公式は有人による24時間の監視を明記している。ただし業者がどのくらいいるかの数字は公開されていない
  • ★監視が及ぶのはサイトの中。LINEなどに移ったあとのトラブルは会員どうしで解決する、が公式の立場
  • ★LINEへ急いで移ろうとする・投資や仕事の話をする・別のサイトへ誘う相手には注意(警察庁の統計ではロマンス詐欺の連絡の9割以上がLINE)
  • イククルは完全前払い制。後から来る請求は、公式によれば架空請求
  • 通報の手順は公開ページに見当たらない。問い合わせ窓口はメールと電話で24時間

※2026年10月10日時点で公式サイトと公的機関のページに記載されていた内容です。最新の情報は各ページをご確認ください。

公式サイトへ移動します(広告|18歳未満・高校生は利用できません)

よくある質問

イククルは業者ばかりですか?
業者の数や割合は、公式も公的機関も公表していないため、確かめられません。公式のよくある質問は「専門スタッフにより有人にて24時間サイト内を監視し、不正会員の排除を行っております」としています。
業者はどうやって見分ければいいですか?
警察庁の統計で手がかりになるのは、(1)やり取りをLINEなどサイトの外へ移そうとする (2)投資・副業・仕事の紹介などお金の話を持ち出す (3)別のサイトへ誘う・後から料金を求める、の3つです。令和7年のSNS型ロマンス詐欺では、被害にあったときの連絡ツールはLINEが9割以上、犯人が名乗った職業は投資家が最多でした。
外国人の業者が多いというのは本当ですか?
イククルについて外国人の会員や業者の数を示す公式の記載・公的な資料は見つかりませんでした。警察庁の令和7年の統計では、ロマンス詐欺の犯人が名乗った身分(地域)は日本(国内)が3,461件で約6割です。国籍より、相手の行動で見るほうが確かです。
イククルから後で料金を請求されることはありますか?
公式によれば、ありません。よくある質問は利用料金を「完全前払い制」とし、後から請求があった場合は「弊社とは一切関係のない架空請求ですので、不用意に支払ったり、相手にされないようお願い致します」としています。
業者をイククルに報告できますか?
今回読んだ公開ページには、通報ボタンなど報告の手順の説明が見当たりませんでした。メールと電話の問い合わせ窓口があり、受付時間は「24時間対応(年中無休)」です。会員画面の機能はログイン後に確かめてください。

出典

本記事の記載はすべて、2026年10月10日に次のページで確認したものです。